旭浜の海岸沿いには、太平洋戦争末期に作られた、「トーチカ」と呼ばれる小型の防衛用陣地が残っています。 また、海岸沿いにあるもののほかに、平成20年9月に旭浜沿岸にある町有林の伐採作業中に土に埋もれたものが発見されています。 形状は四角を切り落とした形の八角形で、高さ3.5m、全周26m、コンクリートの厚さは最大で1.8mとなっています。銃眼穴は北向きと東向きに2つあり、射線は水平に向いています。入り口は南側にあり通路が入ってすぐに右側に折れていることから、付近に着弾した爆風を食い止める構造をしていると考えられます。 コンクリートなどを固めて頑丈に作ってあるため多くが現存し、波や雨風の浸食を受けながらも、歴史的に価値のある戦争遺跡として今も残っています。